■スポーツ・パフォーマンスの向上
定期的にマインドスパを使用することで、
ピークパフォーマンス状態を維持できるように、マインドをトレーニングできます。
当社独自の技術は、様々な運動能力の分野において、
何年にもわたり何千ものテストと検証の結果に基づいています。
国内および国際大会をはじめ、私たちが支援した世界中のアスリートの中には、
プロのアスリートとして多くの人に知られている
オリンピックの金メダルを受賞した選手もいます。
あなたが行っている現在のトレーニング・プランは、
これまでと同様に重要なものとして続けていきます。
フィジカルトレーニングがあなたの肉体を最適化するのと同じように、
あなたのマインドをトレーニングするためのツールとして
マインドスパを考えてみてください。
集中状態を向上することは、成功に不可欠です。
あなたがパフォーマンス・アップに打ち込んでいるアスリートなら、
たぶん次のような状態を経験したことがあるでしょう。
このグレートな状態の達成者は、これを「フロー状態」と呼びます。
この状態は、心と身体の状態が一体となったように働くバランス状態です。
この状態は、あらゆる外部刺激に注意が散漫せず、
完全に目標達成の意図だけにフォーカスした状態です。
落ち着いてマインドの準備にフォーカスしている状態
-超越したパフォーマンス状態-は、
あなたが習得することができる生来のスキルです。
あなたが練習すればするほど、より自然にその状態を体現できるようになります。
あなたが想像できうる最も過酷な状況の真っただ中にいる時でも、
あなたが必要とするどんな場所でも、
このスキルを使って、フロー状態を呼び出すことができます。
あなたは、自身を注意散漫にしている原因、
又はいま困難を引き起こしているものを
効果的に遮断することができると気づくでしょう。
■左脳、右脳半球機能
私たちの脳は、左右両半球に分かれています。
私たちの心は脳を反映しており、2つの半球の特徴に従っています。
左半球は主に、論理的な思考が行われる場所です。
右半球は主に創造的、問題解決の側です。
左脳が継続的に話すことに関連し、
右脳は聞き取ったり、解釈したりすることに関連します。
左右両半球のバランスが取れているとき、
私たちの思考プロセスはより明確になります。
また、両側性平衡咬合、同調性として知られているこのバランス状態では、
あなたは、より明確に考えることができ、正しい意思決定を行い、
達成可能な目標と目的を設定することができます。
この両脳同調を達成することで、
あなたが実現したいものごとを新たなレベルに
向上することが可能になります。
一方、難しい点は、どのようにして自然に、楽に、
心と身体のバランスを最適な状態に維持するかという方法を知ることです。
私たちが創造的な右半球主体で活動しているときに何が起こるかというと、
この現実に、創造性、希望、熱望を具現化することの難しさに直面するでしょう。
その創造性は、必要な物、秩序および優先順位が欠けているため、
不完全なものに終わってしまうことがあります。
私たちは主に物事を分析するときは、逆に左半球を活用しています。
それは、忙しく思考し続けるために、
典型的な不安や集中力欠如状態を引き起こし、
右脳優位の状態とは別の困難さを引き起こす可能性があります。
これは、今現在に集中する代わりに、
過去の物事を考えたり、周りの状況に注意が散逸したりするか、
または将来の問題に焦点を当て、
不安を生じさせるかのどちらかの状態を引き起こすでしょう。
不安や集中力欠如は、
本当に実現したいと望むものを実現するための能力を低減させます。
自然に最適なパフォーマンス状態になるためのバランス点が存在します。
あなたはこのバランスを維持することができたとき、
心は落ち着いて、完全に集中しているピーク状態になります。
■落ち着き、ストレス、バランス
落ち着いていて、バランスのとれた状態が、最適なパフォーマンス状態です。
定義をはっきりさせると、私たちが言うところの落ち着きは、
一般的なリラクセーションのための用語とは異なります。
リラクセーションは、心と身体を再生するための一形態です。
私たちが定義している落ち着きとはどのようなものかというと、
心と体が同調し、同期してパフォーマンスする準備が整っている状態です。
落ち着き・冷静さは、新しく生産的な視点で、
ストレスを作り出す状況について気づかせてくれます。
その気づきは、あなたが逆境の状況でも成長できるように促します。
それはあなたが究極の目標を達成できるようになるために、
新しい方法でタフな状況へ対応する方策を作り出すのに役立ちます。
それは、あらゆる状況を把握し、マスターすることを可能にする視点です。
ストレスとそれにどのように対応するかということは、
ピークパフォーマンスにおいて重要な要素です。
適度な緊張感は必要ですが、あまりにも過剰なストレスは、
パフォーマンスに影響を与えます。
生産的なストレスは、バイオリンの弦の調律のようなものです。
弦と弓は、正しい音を出すために、ある程度の張りが必要です。
過剰と過少の間でのちょうど良いバランスとは、
何本もの弦との関連性であり、楽器の品質と
どのようにその楽器が完璧なパフォーマンスを再生するかとも関係しています。
多くの相互関係の中で、
パフォーマンスを完璧に行うための方法を模索するという点で、
あなたも調律された楽器のようなものです。
私たちは、あなたが様々な要素間で
よいバランスを作りだすことを手助けします。
あなたが心をリラックスするとき、
あなたは自分の考えを中心に据えて、
目標に対してより熱心に集中することができます。
心をセンタリングすることで、ほとんど感情的なエネルギーを消費しないので、
わずかな労力でも機能することが可能になります。
感情的な状態の時には、思考や不安が増大し、
最終的にパフォーマンスが低下します。
※あなたの成功のために、
以下に紹介するようなエクササイズを試してみましょう。
私たちはこれらを推奨しますが、必ずしもあなたがセッション体験中に、
これらのエクササイズを行う必要があるということではありません。
これらは、追加サポートとして紹介しています。
■パフォーマンス向上のための呼吸法
パフォーマンスの呼吸法は、一般に横隔膜呼吸(腹式呼吸)として知られています。
それは、胸式呼吸の代わりに腹部を膨らませて深く呼吸する方法です。
これは自然な呼吸で、リラックスしている時に、乳幼児が行う呼吸です。
落ち着きとセンタリングのための呼吸を学ぶことは、
あなたがプレッシャーのかかる競争などの環境にいる場合は特に効果的でしょう。
最大の利益を得るために、これらのエクササイズを習得する時間を作り出しましょう。
私たちの多くは、身体と心からかけ離れてストレス状況に居るときには、
腹式呼吸ではなく胸の上部で呼吸する肺呼吸の習慣があります。
さらにストレスが強くなると、
我々は「戦うか逃げるか」本能と呼ばれる状態に入ります。
そして私たちの呼吸は速く、浅くなり、アドレナリンレベルが上昇します。
アドレナリンは一時的に私たちを活性化しますが、
すぐにエネルギー消耗感の状態に陥ります。
1~2分間目を閉じて、本当にストレス状況に居る状態をイメージしてみてください。
多分あなたのコーチは、おそらく本番直前のほんの数秒前をイメージさせるでしょう。
又は、人前で話す、長距離運転の前、仕事仲間や配偶者との口げんか、
または大規模なイベント前の緊張などの場合もあるでしょう。
どのような状況であれ、その瞬間に、自分がそこにいるのをイメージするのです。
本当にあなたはそのイメージに居るのです。
できるだけそれは現実だと感じるようにしましょう。
続いて、次の質問に答えてください。
■何を感じているか?
あなたの身体で、緊張している部位があるか?
それはどんなことを考えると緊張するだろうか?
OK! さあ呼吸に意識を向けよう
胸式呼吸で浅い呼吸になっていないか?
普段より少し早い呼吸になっていないか?
お腹のあたりに不安を感じていないだろうか?
手のひらや額は少し汗ばんでいないだろうか?
あなたはこれらの症状の1つかそれ以上を経験しているとき、
それはあなたが本当にその状況を視覚化していることを意味します。
あなたはそれを感じており、あなたは今、身体がそのように認識しているのです。
そしてあなたのマインドが送った肉体的、感情的メッセージを認識しているのです。
今、あなたが不安、怒りや不快感を感じている間に、
深く集中し、腹式呼吸法のエクササイズを行いましょう。
深呼吸をしましょう。
今、吸いこんだ息は、身体全体に広がります。
それは実際に癒しのエネルギーとして、あなたの身体に広がるのを視覚化します。
徐々に横隔膜が下に移動していくのを感じます。
あなたは、お腹に手を置き、それが上下に移動しているのを感じたら、
あなたは正しく呼吸しています。
このエクササイズ中には、あなたの肺も関連しています。
鼻から肺に流れるように息を吸ってください。
エネルギーが血流に流れ込み、
あなたの脳にまで移動するのを視覚化してみましょう。
それと共に、身体がリラックスしていきます。
この呼吸が、あなたのエネルギーを高めているのをイメージしてみましょう。
それは、すべての不安や負の感情をクリアする浄化力のように働き、
落ち着きと静けさに置き換わるのを感じます。
このエクササイズは、ゆっくりと意図的に行います。
30秒から2分くらいかけて、このエクササイズを3回~4回、
又はそれ以上繰り返します。
そうすることで、このエクササイズを行った結果に、
良い感覚を得ることができます。
さあ今、あなたはどのように感じていますか?
あなたはどのようにこのエクササイズを行うと、すぐにリラックスでき、
緊張を緩め、不安を緩和できるか見つけ出す必要があります。
これは、いつでも、どこでも活用できる方法です。
あなたがマインドスパを使って、定期的にこのエクササイズを行うと、
心と身体が自動的にリラックスして
集中している状態に調整できるようになるでしょう。
この種のエクササイズは、
自動的に深いレベルで再現されるようになります。
定期的にエクササイズを続けることで、
自然にその状態を体現できるようになります。
その後、長い時間のセッションでも試してみてください。
重要な試合の直前などのような感情的ストレス状態の時、
あなたはこのエクササイズを行うことで、
集中してセンタリングしている自分を取り戻すことができます。
■フォーカス状態を強化する
おそらくあなたは、コーチ、トレーナー、チームメイト、あるいは両親から、
「気を散らすな! 集中するように! センタリング! その状態を保て!」と
言われた経験があるでしょう。
それには、非常にイライラさせられます。
自分自身でフォーカスし続けるように思えば思うほど、
何が起こるかというと、
逆にあなたの気持ちは乱れ、集中が途切れるようになるでしょう。
あなたは、既に正しく落ち着いたフォーカス状態にあり、
そこに留まろうとしているのに、
もう一度センタリング状態を思い出そうとして戸惑い、
そして新たに沸き起こった気持ちは、
既にフォーカス状態にいるにもかかわらず、
何か別のものになろうとし始めてしまいます。
フォーカスとは、「いまこの瞬間である」ことです。
あなたはある瞬間、やるべきことに完全に没頭しているとき、
あなたが自動的に内部や外部の気を散らすものから自由になっています。
あなたはただ存在し、何かをしていること以外の何物でもありません。
あなたが、既に起こったこと、
まだ起こっていないことについて何かを考え始めた時、
フォーカス状態から離れてしまいます。
あなたがトップパフォーマーとして自分を高めたいならば、
最も重要なスキルの一つは、「今この瞬間に存在する」ということです。
■目標設定の重要性
目標を設定することは、とても簡単なことのようですが、
正しい目標を持つということは、慎重に考える必要があります。
もしあなたの主たる目標が、単に勝つということならば、
勝利できなかった時、逆境を克服しようとするモチベーションにはならず、
今後さらに向上するであろうパフォーマンスを得ることが
難しくなる可能性があります。
稀な例外を除いて、毎回勝つことを期待するのは非現実的ですが、
あなたができることは、
あなたが最高の状態でパフォーマンスすることを目標設定することです。
この方法では、あなたが主たる目標を自覚することで、
とても良い感覚を得ることができます。
勝利は、あなたが目標を達成したことの結果となります。
時たまの敗退は、単に成功に向かうためのステップとなります。
敗退は常に失望を感じますが、
内面の自分の価値感はそのまま残ります。
あなたは、まだ前進している途中であり、
まだ向上中であるのを知っているので、
上を向いてポジティブな思考を維持することができます。
あなたの目標は、より深く、より有意義なものに関連付けられています。
あなたは、どのような状況にでも対処できる最高の存在です。
この視点は、あなたに偉大なる内面の強さを与えます。
そしてその強さは、あなたのパーソナルパワーの座となるでしょう。
■緊張と弛緩
緊張と弛緩の実践は、身体的緊張を解放するための
もう一つの非常に有効な方法です。
リラクゼーションと若返りのためのセッションをしている間、
あなたの身体の個々の部分にあなたの注意を向けてみましょう。
最初に、頭の上から開始して、順番に下へ降りていきます。
身体の各領域を移動する過程で、その部位の筋肉を一時的に緊張させます。
数秒間、緊張を続けてから、次の部位に移動します。
このエクササイズ行う際には、呼吸を続けることを忘れないでください。
頭と首から始めます。
最初にゆっくりと深呼吸しながら、
痛く感じない程度に筋肉を緊張させます。
数秒間、緊張状態をキープします。
緊張をキープしている間も、呼吸し続けましょう。
準備ができたと感じたら、深く息を吐き出ながら緊張を緩めます。
どのように感じるか意識してみましょう。
身体の次のエリアに移動したら、深呼吸を行います。
肩、腕、手、胸、背中、腰、そしておしり、脚、足の指まで緩めていきます。
このエクササイズを好きなだけ行うことができますが、
時間に制限がある時には、10~15分間行うことで、効果を実感できるでしょう。
寝る前にこのエクササイズを行うことで、より効果を実感できるでしょう。
■プログレッシブ筋肉リラックス法
この方法は、弛緩にだけフォーカスしていること以外は、
緊張と弛緩の方法に似ています。
この方法は、もう少し長く時間をかけて行います。
それはさらに精妙で、各筋肉群を感じ、動かすために十分な時間を必要とするからです。
顔と頭部の部位で練習してみましょう。
しっかりと深呼吸をしながら、額の筋肉から始めていきます。
さあ、筋肉をリラックスさせましょう。
徐々に、目、頬、顎の裏側、唇とその周りをリラックスさせていきます。
舌の力を抜いて、平べったくなるようにしましょう。
あごの力を抜き、首の後をリラックスさせます。
首の後ろの全筋肉が緩んでいくのを感じます。
内側の器官も、ただリラックスし始めているように感じます。
さあ、あなたの首の付け根、肩、腕、手、指はどんな感じですか?
このように、あなたの体の各部位の力を抜いていきます。
緊張している部位を見つけたら、ただ単に緩めていきます。
腹式呼吸と組み合わせてリラックスさせていきます。
このエクササイズは、少なくとも20~30分以上続けてみましょう。
これは非常に効果的な肉体活性のためのエクササイズで、
特に固くなっている部位を見つけるのに役立ちます。
あなたが身体を活性化させ、どのように感じているのか分かり始めます。
あなたはこのエクササイズを行っている間に、
様々な思考が浮かんでくるのに気づくでしょう。
それらを確認し、まるで夏空と流れる雲のように、
あなたの緊張と一緒に消えていくように手放しましょう。
■イメージングと視覚化(ビジュアライゼーション)
これは最も重要なセクションの一つです。
ここで学ぶスキルは、あなたのパフォーマンスの真髄深くにつながるでしょう。
ほぼすべてのプロフェッショナルやトップレベルのアスリートは、
一つないしはいくつかのやり方として、
パフォーマンスを向上させるためにイメージングと視覚化を利用しています。
多くのコーチはこのエクササイズの働きを熟知しています。
あなたは、自分の可能性を最大限に活用するために、
それを活用することができます。
これらのエクササイズをどのように行うのか知ることで、
パフォーマンスに大きな影響を与えることができます。
何人かのトレーナーやスポーツ心理学者、さらに本の著者などは、
イメージングと視覚化を同じエクササイズとして扱っています。
しかし実際には、それらは基本的な点で異なっています。
イメージングは深く潜在意識の体験です。
視覚化は、もっと顕在意識のレベルで行われます。
この違いを理解し、イメージングと視覚化をどのように活用するか理解することは、
高いレベルでの成功や達成に到達し、持続するためへの違いを生むでしょう。
■イメージング
イメージングで、あなたが産み出そうとしている結果を創造するためには、
あなたのマインドの力を使う必要があります。
潜在意識レベルで適切にイメージングを行うと、
あなたの身体とマインドはその経験の中で生きています。
あなたの筋肉の筋電活動は、
実際にパフォーマンスをしたかのように反応します。
あなたの感情の状態は、
しっかりとあなたがイメージした内容に関連して反応します。
あなたの潜在意識では、
イメージでの経験と実際の経験の違いを区別しません。
あなたは、心の中で完全に、見たり、感じたり、
味わったりする経験に浸ることができるのです。
イメージングの真の力は、
あなたの可能性を最大限に開くための鍵を提供することです。
潜在意識レベルでは、あなたがなりたいと思う人物をイメージングしたり、
その人のように生き始めると、あなたはその人そのものになることができます。
あなたは、「なりたいという状態」から「そうである存在」に変化できるのです。
これはいくつかの哲学で、
「存在について」として長い間語られてきた古代からの概念です。
内面のイメージングは、最も有効です。
現実の自分の姿を外側から眺めるよりも、
(たとえそれがあなたの心の眼で見たものであったとしても)
偉業を達成した自分の姿をイメージ化した方が良いということです。
■あなたにお伝えしたいもう一つの方法がります。
あなたがすでにハイレベルのアスリート、
ハイレベルのパフォーマーであると仮定(想像)して、
ハイレベル・パフォーマーになりたいという意識状態(ステイト)から、
既にハイレベル・パフォーマーであるというステイトに変化させるのです。
あなたは、まだいまは、それを完全に実現していないかもしれませんが、
子供のように無邪気に、無意識のうちに、
ハイレベル・パフォーマーになり始めているかもしれません 。
または、いくつかの大会で優勝した後に、
ハイレベル・パフォーマーであるという意識レベルに
到達できるかもしれません。
どちらにしても、あなたの心の深いレベルで、
それを実現するために必要なものを既に自分は手に入れていたと
知っていることになります。
あなたは、これまで自分の内側で思っていたものに
「成る」というステイトにいました。
これからは、ハイレベル・パフォーマーで
「ある」というステイトにいます 。
さあ、あなたはハイレベルパフォーマーです。
あなたはオールスターの中のチャンピオンになりたいかもしれません。
あなたは、最大限のポテンシャルを発揮する状態に到達するか、
その状態を持続したいと望みます。
そしてあなたは、それを望むことから、
それであることへの飛躍によって、学びを得ることができます。
■チャンピオンは、内面の力から誕生します。
イメージングと視覚化の力を理解するために、
モハメド・アリという偉大なアスリートを例にしてみましょう。
彼は、イメージングと視覚化の達人でした。
彼は四六時中、偉大なる存在として自身を見ていただけでなく、
それに成る前に、すでにそのものとして生きていました。
彼は直感的に、偉大なるボクサーになる前から、
深いレベルで偉大なボクサーであるステイトの力を理解していました。
それは、思考や願望の力を超えたものでした。
彼のビジョンは明確でした。
彼は、最初から自分のビジョンをすべての人にシェアし、
それが揺らぐことはありませんでした。
彼はみんなにこれを伝え、特に対戦相手には強く言い続けました。
「I AM THE GREATEST!」
これが、望むステイトから成るステイトに飛躍するための良い例です。
彼は単に偉大なボクサーになりたいと望んだのではなく、
あらゆる面で、既に偉大なものとして存在したのです。
彼は、心に描いた現実を具現化するすることができました。
彼のキャリアの中で、試合で負けても、
彼の偉大さが消えることはありませんでした。
周りの人々が、彼の偉大さが彼の深い部分と繋がっているものだと
直感的に思っていることを、彼は理解していたからです。
勝利が彼のゴールではなく、
偉大な存在になるという目標の結果として勝利があったのです。
強烈な印象を与えることは、彼がマインドの力を使う手段であり、
対戦相手のステイトに影響を与えるためにそれを使いました。
格闘家は、多くの場合、相手を動揺させようとします。
アリは、対戦相手を打ち負かすようなあらゆる方法を使いました。
そして対戦相手は、自分が負けるかもしれないという
内面の感情イメージを持つことになりました。
彼の試合前と試合中の映像を参考にしてみてください。
彼のキャリアの大半は、リングが鳴る前に勝っていて、
対戦相手は最初のパンチを打つ前に負けていました。
彼らの目標は、主に2つの感情につながっていました。
アリを打ち負かしたい、
そしてもう一つ反対に、彼に負けたくない。
この2つの感情は、勝利できるステイトに、
自分自身が成ることを妨げてしまいました。
■自己誘導イメージで、パフォーマンスを向上させる
前述したように、イメージングは、
視覚化よりもより深いレベルへ誘導します。
より深いリラックスした状態へ自分自身を誘導することで、
より鮮やかなイメージを描けるようになります。
30分以上のリラックス・セッションを使用し、
セッション中に数分間でもリラックスするようにしてみましょう。
最初にあなたがパフォーマンスしている姿を視覚化することから始めます。
その姿を作り出し、周りのシーンも作り出します。
その映像を目の前に置き、それを大きく拡大していきます。
そこにあなたの五感を投影し、感じ取るようにしていきます。
味覚、触覚、嗅覚、聴覚、視覚すべてです。
ひとたびそれがクリアになると、その映像の中に入り込み、
あなたは完全にその一部になります。
あなたとあなたの筋肉は、どのように感じているでしょう?
あなたのエネルギーレベル、あなたの周りの様子、
他の人物、音、匂い、温度、光・・・
五感ですべてを感じ取ります。
あなたが深くリラックスしている間、
現実感を強めるために、この時間を使います。
あなたがパフォーマンスしている時に気づくような
些細なことにまで気を向けてみます。
できるだけすべての感覚でこの状態を観察します。
今、あなたには選択肢があります。
あなたは、イメージの中でパフォーマンスを行うことができ、
パフォーマンスのさまざまな側面からそれを行い、
そして完璧にそれを行い、自分が成功している姿を見ることができます。
(成功イメージのトレーニング)「
又は、あなたは、パフォーマンスに至るまでのすべての行動を通じて、
周りで起こるであろうすべてのものごとを確かめ、
それからパフォーマンスする自分の姿に入りこむことができます。
あなたは、これらの動きのすべて、又は一部だけを実行することができ、
それはあなたが選択できます。
(メンタルリハーサルのトレーニング)
あなたの内面感覚を開発するのが始まるでしょう。
セッションの終わり近くになると、
ゆっくりと目覚めた意識状態に戻るのに気づくでしょう。
セッションが終わると、少し自信が芽生えているでしょう。
あなたの内なる自己は、
選択した任意のレベルで成功することができることを知っています。
あなたは、有能で成功する価値があると、自分自身に教えてあげましょう。
あなたは、新しく、より高いパフォーマンスレベルに向上することができます。
常に自分を信じましょう!
あなたがこの深い状態にいる時、潜在意識はオープンな状態です。
それは、通常のエゴのレベルを超えた、あなたの本当の自信を満たす場所です。
あなたの本当の意図が、正直にあなたに語りかける場所です。
あなたはどのような種類のパフォーマンスへのブロックがあっても、
それは自ら自分に課し、そして自分が変えることができるものによって
引き起こされていることに気づけるのがこの場所です。
今のあなたは、究極的には、あなたが思い描いたものそのものなのです!
■視覚化(ビジュアライゼーション)
視覚化は、もう一つの重要なメンタルトレーニングのメソッドです。
視覚化は、あなたの心の眼を利用して自分の動きをみるための方法です。
イメージングのように、すべての感覚を完全にフル活用する没入型ではありません。
それでも、パフォーマンスを向上させるうえで非常に有効な手段です。
深いシータセッションは、視覚化トレーニングのサポート用に優れています。
■視覚化:目を閉じたセッションで行う方法
視覚化を始める前に、改善が必要な課題の一つを選びます。
最初は、小さなことで、すぐに実行可能なことから始めます。
本当にこの方法に自信と能力が向上したときに、
大きなことに取り組みましょう。
セッションのために時間を作りましょう。
心がクリアで日々の思考から離れられるタイミングで、
自身を解放しましょう。
本当にリラックスを感じてから、
その課題のビジョンに集中し始めます。
その映像を、しっかりと眺めていますか?
さあ、その映像を大きくして、よりカラフルにしてみましょう。
もっと明るくしてみましょう。
もう一度、繰り返します。
それが現実になるまで、心の中で、
それがより大きく、よりカラフルで明るくなるのを続けます。
その映像の中心に、あなたの心を調整していきます。
ちょうどそれが自然に起こっているかのように、身を任せます。
どんなことでも起こるようにしましょう。
これは、時間と共に、現実に起こり始めます。
喜びながら、それが実現し始めるのを楽しみましょう。
さあ、いまあなたはかなり鮮明な映像を見ているでしょう。
もしその映像が鮮明ではない場合、
あなたが活動しているときに感じるような
かなり明確な感覚を感じているかもしれません。
それでもOKです。
人によっては、“見ること”よりも “感じること”の方が進めやすい人もいます。
あなたの思考がゆっくりになりはじめます。
あなたは、その映像の中にいて、そして今あなたはその一部でもあります。
その動きの中に移動して、その映像の中に自分自身を投影します。
あなたは、成功している姿を感じるか、見ることができますか?
あなたの身体は、何かを伝えていますか?
あなたの身体の感覚に同調して、
潜在意識からのメッセージを翻訳するようにそれを聞いてみましょう。
それらを変えようとせずに、ただ自分の感覚を観察するようにします。
あなたの周りや全身が映像全体に流れていくようにしましょう。
毎日、このトレーニングを繰り返してみましょう。
自分がブロックを克服し、パフォーマンスの新たなレベルに達している状態を、
何度も視覚化するようにします。
そして、それが実際に起きるための機会を自分に与えるようにします。
あなたは、単にそれまでの心の考え方を手放すことで、
「できるかも」と考えていたよりもさらに実現に到達するために、
自分の内なるマインドの力を活用しているのです。
【注意】:
あなたは現実的な目標設定をする必要があります。
高い目標を設定しても、あなたの潜在意識が、
それを達成可能だと受け入れられる目標でなければいけません。
それが鍵となります。
あなたは、本当に可能なことは何かを理解することで、
自分自身を知ることにもなります。
■視覚化:目を開けたセッションを行う方法
さあここまでマインドスパを使ってきたあなたは、
集中&リラックス状態に移行する時に、
どのような感じになるのかを理解し始めています。
その状態に移行するために、まず最初に数分間時間を取りましょう。
あなたのピークパフォーマンス時のビデオか
あなたが賞賛できる誰かのピーク時のビデオをスタートします。
批判的にならず、素直なマインドでそのビデオを見ます。
公平無私な観察者のように。
まさにリラックスした状態を維持し、
内なるマインドがその情報を吸収していきます。
また、あなたはまだ満足していないパフォーマンスのビデオを
この方法で使うことができます。
批判的にならず素直なマインドで見ることが鍵です。
それが何でそのようなパフォーマンスになったのかを素直に受け入れましょう。
思考/分析より深いレベルで、
あなたが将来、それを超えたパフォーマンスができると
受け入れることができるでしょう。
あなたの目的が、より高いレベルに到達するために
過去のパフォーマンスも活用するということならば、
過去の失敗もすべて、一つのポジティブな経験の一部になります。
■視覚化と自己誘導イメージを活用するためのポイント
○成功の視覚化:
あなたの信頼を高めること、あなたが目標を達成し、
最高レベルでパフォーマンスしている自分を見て、感じること。
○準備:
大切なイベントの前に、適切なメンタル面の準備は非常に重要です。
メンタル面で、これからあなたが入ろうとしている環境に慣れることです。
これからあなたが向かおうとしている場所をマインドでイメージして、
パフォーマンスをリハーサルするのは重要な要素です。
○ゴールのモチベーション:
あなたの究極の目標に焦点を当てます。
あなたが達成したいことを正確に知ることは、
成功への強力なモチベーションになります。
目標に意識を固定しましょう。
いつもその目標を忘れないようにしましょう。
あなたが何かを行うための理由をしっかりと把握しましょう。
○過去のパフォーマンス:
過去やこれからのイベントのイメージングと視覚化は、
それをうまくできてもできなくても、
心の準備中に粘り強さと強いレベルを維持するのに役立ちます。
○フォーカス:
パフォーマンスを実行していて、何かに気を取られそうになった時、
根本的な原因を特定するように意識しましょう。
フォーカス状態に留まるように自分自身に伝えます。
その後、リラックス・フォーカス状態に戻っている自分を眺めます。
これは、いつでもその状態に入れるように練習を続けましょう。
○自己動機(セルフ・モチベーション):
再活性や新しいレベルへ自身を連れて行くために、
イメージングと視覚化を使います。
あなたが行動している状態へ移行し、あなたは特別であり、
スキルも身につけていると自身に教えましょう。
これらのスキルに感謝し、それらの贈り物を受け取るために、
あなた自身の人生の目的を見つけるようにしましょう。
■アファメーションと自己プログラミング
素晴らしく優れたパフォーマーは、
心の中で正しい方法で正しい言葉を言う方法を活用しています。
ポジティブなアファメーションをどのように作り、活用するか知ることは、
あなたの成功に多大な影響力を持つことになります。
あなたが自分にどんなことを言っているのか、
そしてどのように言っているのかを十分に認識することはとても重要です。
あなたが自分自身に言うすべての言葉は、潜在意識に働きかけます。
あなたは常に、意識的にせよ無意識的にせよ、あなたが起きている間、
心の中で自然にポジティブとネガティブの両方のスクリプトを作り出し、
それに従っています。
これらのスクリプトを作り出すための正しい方法を知ることは、
パフォーマンスの強化や、求める結果を実現するための強力なツールです。
脳の潜在意識関係する部分は、
非常に単純な、簡単な方法でコミュニケーションを受け取ります。
言葉を「インポート」するというよりも、はるかに本質的なレベルで働きます。
感情的に文章を感じ、思考の入ったイメージを見ているような感じです。
それは、ネガティブな言葉を取捨選択はしませんが、
感情的な感覚と視覚的なビジョンとともにある
「トリガーワード(キッカケの言葉)」を心に留めます。
例えば、「私は再び失敗しない」と言うことは、
シンプルな視覚的/感情的な形で働く右脳によって、
「再び失敗する」と認識されてしまいます
潜在意識によって作り出された感情は、
過去の失敗を思い出し、同じような行動を引き起こすでしょう。
失敗に対する深いレベルの感情として左脳に対して、
意識の記憶や情報の上書きが可能です。
定期的に、一貫して、
成功に向かうポジティブな感情的/視覚的イメージを持つことで、
あなたの心の本来のパワーを取り戻すことができます。
ポジティブ&ネガティブなアファメーションは、
どちらもパフォーマンスに強力な影響力を持っています。
自分自身とコミュニケーションする方法を知っておくことが重要なのは、
このためです。
あなたはあなた自身の内部のストーリーの著者なのです!
あなたは、脳にインプットしようとしているものを、
その都度その瞬間に決めているのです。
最高のアファメーションは、短く、明確で、ポジティブです。
私たちは、適切にアファメーションを作るための
簡単で、しかもパワフルなレッスンを提供しましょう。
正しく作成できる技術は、ポジティブな影響を生み出すサポートになります。
それは、あなたの人生の見通しを変更し、
顕著な成果を生み出すことができるようにするメンタルトレーニングの一つです。
■10個のアファメーション作成ポイント
1)短いアファメーションにする
短くシンプルな文章が、とてもよく働きかけます。
シンプルな文章は、あなたの潜在意識に、
ポジティブな視覚的/感情的コンテンツとして、
簡単に働きかけやすいからです。
2)明確な文章にする
明確さが重要です。
自然に、簡単にそれを理解するためには、明確でなければいけません。
それによって、アファメーションは、潜在意識に定着するようになります。
3)ポジティブにフォーカスする
使用する単語や、その言葉が持つパワーに注意してください。
ポジティブな方法でアファメーションを作り出そうとしているときには、
否定的な言葉を避けましょう。
4)具体的・現実的な言葉にする
アファメーションを有効にするためには、
自分自身が言っていることを信じることができなければならない。
5)現在形で作る
この瞬間、「今ここ」にいることは、
あなたのフォーカスを維持するのに役立ちます。
また、あなたが過去の経験から
ネガティブな表現を作り出すことを避けることができます。
6)自分自身でアファメーションを宣言する
アファメーションをより効果的にするために、
聴覚の活動にも働きかけましょう。
7)アファメーションを書き出す
この単純な書くという行為は、
あなたの心にそれらを定着させるのに役立ちます。
書き出すということは、重要なエクササイズです。
それは視覚と聴覚には働きかけませんが、肉体感覚に働きかけるのです。
効果的なエクササイズの一つです。
8)何度も読み返す
あなたのリストを、毎日見て読み返すことができる場所に置きましょう。
さらに、定期的に確認し、必要な場合は書き加えたり、修正したりしましょう。
絶えずリストを新鮮で今の気持ちに合った状態に更新しておくようにします。
9)ほかの人とも共有する
あなたがチームやグループの一員の場合は、
チームメイトとも共通のゴール設定を共有しましょう。
みんなで共有したゴール設定は、より大きな成果をもたらします。
10)もっとも重要なアファメーションは、何度も繰り返す
一日を通して静かにアファメーションを繰り返しましょう。
特に眠りに入る時、朝目覚めた時、セッションを始めるときなどが効果的です。
■アファメーション例
心の内側で自己トークしている時、できない、したくない、
やめるなどのような言葉を使っていないか気を付けてみましょう。
これらは、自己限定的な用語であり、
間違った領域―ネガティブな領域にあなたのフォーカスを移動させます。
ネガティブな自己トークは、恐怖が土台となっており、
敗北モードに移行するための非常に一般的で陥りやすい流れです。
それは、感情的な不安を引き起こします。
なぜなら、あなたが何もしていないことに焦点を当てるためです。
それは成功に向かう挑戦の代わりに、挑戦を避けて行こうとする心の動きです。
ポジティブな意図を保ちましょう。
あなたは何をしているか、自分は何者なのかをよく感じましょう!
不安は、焦点を失わせ、集中力を失わせます。
もしあなたが重要なイベント中にミスをしたなら、
すぐにあなたが達成したいものに戻ることにフォーカスします。
ゆっくりと、思慮深い呼吸をして、直前の失敗した瞬間を忘れ、
すぐにパフォーマンスモードに戻りましょう。
「得る」「コントロールする」などのような言葉を使用する場合は、
これらの言葉は外部の影響を表していることに注意してください。
よりよい使い方は「手放す」「自分を連れて行く」などの言葉です。
「私は人生をコントロールできるようになる」という文章よりも、
「私は人生で成功するパワーを持っている」の方が良いでしょう。
あなたが、「コントロールする」などと話すときには、
自分がコントロールを欠如していると感じていることを
内面のマインドに教えているのです。
「私は、何かを欲しいけど、それを持っていない」
このようなスタイルの文章が出てきた時には、注意しましょう。
■ポジティブな用語とネガティブな用語の例:
私はできる / 私はできない・しなければいけない
私は持っている / 私は欲しい
好きだ / 嫌いだ
今日やる / いつかやる
チャンスだ / 問題だ
挑戦する / 困難だ
私はできる / とりあえずやってみる
リラックス / ストレス
可能性 / 不可能
自信がある / 恐れている
勝利 / 負ける
■アファメーションについて最後に一言…
自身の内側で感じているネガティブなものに焦点を当てるのは簡単です。
また、他者と比べることで、自分のセルフイメージを高めようとして、
他者の弱点を探すのは簡単ですが、
それによって、自分自身の強みに焦点を当てるのではなく、
無意識のうちに、自身の弱さに焦点を当てることになります。
私達の本当の可能性の扉を完全に開くことは、
ポジティブな思考の力を通じて行われます。
ポジティブに焦点を当て、ネガティブを解放することを学びましょう。
すでにあなたが持っている最善で最高の目的に向かっているものを活用しましょう。
■チーム・ダイナミクス
あなたがチームの一員である場合、
コーチは、チームダイナミクスの作業に多くの時間を過ごすことになります。
あなたは、チームの中の一単位(ユニット)として活動する
すべての基本を十分に認識しているでしょう。
あなたはチームの成功は、あなたと共に始まることを知っているでしょう。
しかし、さらに同じように大切なことがあります。
あなたは、自分の中にリーダーになる力を持っています。
あなたは、チームをより高いパフォーマンスレベルに連れて行く力を持っています。
あなたが、ピークパフォーマンス状態をより上手にマスターすることで、
あなたのチームの他のメンバーは、
直感的にあなたのポジティブ・エネルギーを認識し、それを活かすようになります。
チーム全体が高いレベルに上昇するために活用してみましょう。
■アンカリング
アンカリングは、完全な経験を取り戻すために、
ある要素を使用して、その経験を呼び起こす方法です。
アンカリングの目的は、
以前の成功につながったのと同じピークパフォーマンス状態を呼び起こし、
その状態に身を置くことです。
アンカリングを使うことは、
パフォーマンスとその一貫性を向上させることができます。
多くのアスリートが無意識のうちに、
自覚することなくアンカリングを活用しています。
例えば、多くの選手は、各競技の前に特定の方法で、
正確に同じ動き-腕と手を振るなど-を繰り返します。
このようなアンカリングは、競技前のアスリートの一般的な準備動作です。
アンカリングの例としては・・・、
彼らはいくつかの決まった動きをします。
例えば競技のスタート前には右足から姿勢を作るとか、
指輪やユニフォームの一部に触れたり、キスしたりなどです。
コーチが特定のフレーズを声掛けしたり、
肩に手を置くことでアンカリングをセットしたりします。
それらは、いつも決まったシューズの履き方などのように、
競技前の特定の儀式のようなものかもしれません。
アンカリングの一般的な例には、音楽や香りがあり、
それらは強力に記憶や経験を呼び起こします。
それは、あなたが気になっていた誰かと一緒に、初めて聞いた歌かもしれません。
その歌は、すぐにあなたを当時の経験に引き戻すでしょう。
それとも、田舎のマーケットを歩いている時、
子供の頃を思い出すような何かの香りを嗅ぐことがあるかもしれません。
アンカーは、過去の出来事を思い出す信号を心と身体に伝えるのです。
1)お気に入りのセッションの1つを使用して、
深くリラックスした状態になります。
2)あなたがアンカリングしたい出来事の感覚、経験、行動を思い出します。
ほとんどの場合、以前の優れたパフォーマンスを行った出来事でしょう。
3)あなたの五感すべてを使用して思い出してください。
できるだけ鮮明に、その過去の出来事を、
見て、感じて、聞いて、嗅いで、そして味わうことさえできます。
その出来事に身を浸しましょう。
実際にそれを見て、感じているように。
そしてあなたは、その出来事の中の周りにあるすべてのものも見て、
感じることができます。
あなたが、完璧にその経験をしている時、
それはさらに明るく、あなたの周りのすべての物音が聞こえ、
日光や気温を感じ、さらにはっきりと多くの色を見るでしょう。
その経験を再体験していて、そのすべての要素に気が付くでしょう。
その経験を深く体験すればするほど、
アンカーはより強力なものになります。
4)今、あなたが経験に浸っているうちに、
次のようなことをあなたが考えたり、つぶやいたりすることは、
なんとポジティブなことかと気づくでしょう。
私はリラックスしています。
準備ができています。
私は勝利するのを知っています。
私は成功を味わいます。
また、次のような個々の単語を使用することもできます。
Yes! Go! Great!
5)この経験でピークにいる間、強く熱狂的な声で
あなたのアンカーの単語や言葉を言ってみましょう。
そして一緒に、肉体的アンカーも作りましょう。
手首や顔の一部など身体の一部を触ったり、脚を叩いたり、
舌で口の中の上部に触れたりなど、自分に適した動作を見つけます。
あなたの経験の中から自然に出てくるアンカーにしてみましょう。
6)アンカーが機能しているかどうかをテストするには、
一昨日から何を食べただろうかなど、
アンカリングした経験と関係のないことを考えて、視覚化を中断します。
このような最後の2日間にわたって食べていたものなど、
関係のない何かに意識が向かったら、あなたのアンカーを有効にします。
アンカーが動作すれば、あなたの望む気持ちや経験が戻ってくるでしょう。
アンカーを強くする必要がある場合は、
このワークの手順を繰り返し、
アンカーがさらに強くなり、経験を高めるようにします。
いま、あなたはアンカーを作ることに成功しました。
もしあなたが望むなら、
さらに様々な目的のアンカーを追加することも可能です。
例えば、深く集中した状態になるためにマインドスパを使います。
そしてあなたがピーク体験を経験しているときに、
集中し良い感覚でリラックスしたこの状態を引き起こすための
アンカーを作り出します。
また、あなたはすでにアンカーを使用していることに気づき始め、
それを発展し続けるでしょう。
あなたは、このシンプルなツールを意識的にパフォーマンスのために使用し始めると、
それが非常に強力なものであることに気づくでしょう。
アンカーを実験して、アンカーで遊んでみてください。
アンカーリングは効きますよ!
■私たちの姿勢は、内面の思考を反映しています
私たちは、無意識のうちに姿勢を通じて
他の人とコミュニケーションしています。
私たちの姿勢は、内面の思考を反映しています。
自信に影響を与える内面の混乱は、姿勢に現れます。
あなたも少し自分の姿勢を変えることで、
心の状態に即時に深い効果を与えることができます。
正しい姿勢がいかに効果的かを確認するために、
今すぐこの簡単なエクササイズを試してみてください。
あなたの肩を持ち上げ背中まで動かします。
あなたの背中をまっすぐに伸ばします。
あなたの胸を持ち上げ、胸を張ります。
あなたの足を組んでいるなら足を戻し、
ほんのわずかに外向きで平らな床に足を置きます。
さて2-3回、ゆっくりと深呼吸をします。
あなたなりの感じ方で、
ほぼ即時にこの姿勢の効果に気づくでしょう。
素晴らしい!
これはとても良い姿勢の一つです。
あなたが少し不安を感じたり、興奮したり、緊張したり、
または少し意気消沈を感じている時、
このエクササイズを試してみてください。
信念を持っている時の姿勢は非常に強力です。
一方、あなたが他者の目を意識した「姿勢」を取ろうとすると、
それは逆効果になるでしょう。
なぜでしょうか?
それは、不安を隠すための姿勢だからです。
私たちはお互いに無意識の信号を読み、
それらに基づいて行動しています。
あなたが自信を持ち始めると、
姿勢はそれを反映するようになります。
あなたは自分の身体を使って、
さらにポジティブになる方法や、
時にはネガティブになる方法に気づいた時、
どのようにすればポジティブな振る舞いを行えるかを
学び始めるでしょう。
あなたが練習したように、
これはあなたに第二の天性になります。
これは、重要な心と身体のつながりを強化するのに役立ちます。
■休憩と適切な栄養
睡眠に問題がある場合は、
心と身体の相互作用を見なければいけません。
言い換えれば、自身のすべての側面を見なければいけません。
それの原因が、間違った食品や栄養を摂取している
栄養学的・化学的不均衡のように
単純なことである可能性があります。
私たちの身体は、
適切な栄養を受け取るように調整されています。
正しい食物を摂りましょう。
心と身体は、ポジティブな習慣に反応します。
適切な栄養について学び、
バランスの取れた食事を作ることに時間をかけましょう。
正しい必要栄養素を摂ることは、簡単なことです。
次に、睡眠の不均衡を修正するために、
心に働きかけます。
適切な休息を妨げている内側の課題を手放すことです。
これを手放すことを学ぶことで、
バランスを回復することができます。
あなたは二つの主要な要素である
心と身体のバランスをとり始めた時、
睡眠がとても簡単に、
心身を再生させることに気づくでしょう。
各部分は、全体に関連しています。
すべての側面を開発すればするほど、
すべてのレベルでより良く働き出すでしょう。