■科学的研究から見た瞑想の効果
瞑想は誰もが恩恵を受けることができるメソッドです。
古くからの瞑想には、多くの方法があります。
例えばマインドフルネスは、
日常生活の中で平和の感覚を統合するのを助ける近代的な分派です。
聴覚/視覚刺激体験は、精神面と肉体面の双方で、
瞑想と同様の多くの効果や結果を得ることができます。
瞑想とマインドフルネスへの人々の興味と研究は、急速に伸び続けています。
脳と身体における瞑想の効果に関する研究論文が、
毎年何百冊も発行されています。
現在3,000以上もの発行されている論文は、
定期的な瞑想の実践が不安を減少させ、生産性を増加し、
睡眠や記憶力を改善し、心臓発作のリスクを軽減する
-その他いくつかの効果についても-と述べています。
そのうちのほんのいくつかを以下にまとめます。
世界有数のビジネススクールであるThe Wharton School と
INSEADが実施した最近の研究では、ビジネス環境において、
わずか15分のマインドフルネス瞑想は、
意思決定プロセスにポジティブな影響を与え、
従業員がより良いパフォーマンスを発揮すると示しています。
George Mason Universityの別の研究では、
大学の講義前に瞑想を実践することで、
より優れた学業成績に繋がると示しています。
これらの研究は、たとえ10分未満の瞑想であっても、
精神の明晰さやフォーカス、自己規律を改善することができるため、
集中力欠如などの問題を持っている学生には、特に有用だということを示しています。
肉体的運動と精神的マインドフルネスの実践の間には、
直接的な相関関係が示されています。
瞑想は、運動で身体に影響を与えた時と似た形で脳の状態を変えるのです。
心は筋肉にようです。
使えば使うほどそれは強くなり、
放っておくと、萎縮が始まりキャパシティが減少します。
例えば、the National Institutes for Healthによって、
マサチューセッツ総合病院で行われた調査では、
平均で1日30分ほどの瞑想を8週間実践した後、
脳の共感、学習、記憶に重要な領域で灰白質密度の増加を示しました。
また、ストレスや不安を制御する領域での
灰白質密度の減少があったことも示されました。
カーネギーメロン大学の最近の研究では、
3日間毎日わずか25分の瞑想が、
心理的ストレスを緩和するのに有効だと報告しています。
同様にジョンズ・ホプキンス大学の研究では、
毎日の瞑想は、抗うつ薬の使用と同じように不安を解消する効果があると分かりました。
ベス・イスラエル・ディーコネス医療センターの研究者による試験的な研究では、
瞑想およびストレス軽減エクササイズは、
アルツハイマー病や他の認知症などの加齢性認知障害の進行を遅らせるのに
重要な役割を果たしていると思われると示唆しています。
オレゴン大学の別の研究では、全身のリラクゼーション、
内的イメージとマインドフルネスの組み合わせたトレーニングにより、
タバコへの依存が60%減少することがわかりました
PTSDは以前よりも研究が進んでいますが、
それでも時間とコストがかかる問題です。
カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究では、
米国軍隊の予備訓練に瞑想的な実践を取り入れたところ、
ストレスの上昇率(PTSD、うつ病や不安を含む)が減少することを明らかにしました。
世界中に多くの瞑想技術が存在し、その起源は古代にさかのぼります。
最古の記録は、仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教の伝統に由来する記録があります。
瞑想の目的には、フォーカスや注意力を維持するなどの
精神的な能力を強化することが含まれています。
そして平穏さや平静さを育み、心からの思いやり、悟り体験を達成を目指しました。
現代では、現代医学のコミュニティさえも、
心身の健康上の利点を提供するものとして、
マインドフルネス瞑想など様々な瞑想を認識しています。
■現代の瞑想実践としてマインドスパを活用する
私たちが瞑想を実践している人々から最も頻繁に聞くことは、
彼らが停滞状態に直面していたり、
単に過去にこだわり、さまよっているように感じることがあります。
マインドスパは瞑想の効果を深めるのに役立ち、
このような停滞している瞑想の実践のサポートツールにすることができます。
長年の瞑想実践者の中には、
最初テクノロジーを利用することに抵抗を感じるかもしれません。
実際当初は、瞑想実践のベテランの人の方が、
初心者や全く瞑想をしたことがない人に比べて、
テクノロジーを使って深い瞑想状態に入るのが難しいこともあるでしょう。
私たちは、瞑想実践に光と音の刺激を取り入れるためには、
多少の時間と慣れが必要だと考えています。
マインドスパは、瞑想実践を強める方法を提供します。
しかし私たちは、瞑想実践に代えて、
マインドスパに置き換えようとしているわけではありません。
マインドスパは、より深い意識状態へ
心を「ブレイクスルー」するためのパワフルな補助になります。
あなたが既に瞑想のテクニックを実践しているか、いないかに関わらず、
私たち目指しているゴールは、
人生の中で、あなたの意識状態にどのように影響与え、
どのように心をコントロールするか学ぶためにガイドすることです。
なぜならあなたは、どのように出来事に反応するのかという
数多くの選択肢を持っており、
意識して自分の人生を生きていくためのパワーを持っているからです。
これは瞑想実践によって、強化することができます。
最も人気のある瞑想についてのコンテンツの一部をご紹介します。
「より深い意識状態に入る能力を高めるために、
視覚と聴覚を利用したテクノロジーを簡単に組み合わせることができます。
これらのテクノロジー、文化的意義と
その歴史についての詳細を学ぶことを勧めします。
瞑想体験を高めるためには、たとえ5~10分のセッションであっても、
メリットを得ることができます。
しかし理想的な実践は、経験や目的に応じて、
少なくとも20~30分、または1時間かそれ以上続けることです。
初めて瞑想を始めるのであれば、短いセッションから始めるのが良いでしょう。
それから自分のペースで、徐々に時間を延ばしていくと良いでしょう。
あなたの望む目的に応じて、マインドスパのセッションを、
いくつかの瞑想法と一緒に組み合わせるのも自由です。
一方、瞑想とセッションをそれぞれ別々に行うこともできます。
自分の行っている瞑想実践の時はいつも、
マインドスパを利用することで、
より早く深い意識状態に入っていることに気づくでしょう。」
一般的な瞑想法をいくつかご紹介しましょう
■マインドフルネス瞑想 Mindfulness Meditation
マインドフルネス瞑想は、仏教の伝統にルーツがあります。
本質的にこの瞑想法の目的は、日常生活の中で、集中と覚醒の実践を通じて、
智恵と慈悲の観想的な生活に向かうことです。
これは、我々存在の真なる本質を見極めるスピリチュアルな覚醒への道です。
多くの場合、私たちは身体的、感情的な肉体が
どのようなものであるかの意識を欠いた人生を歩みます。
私たちはしばしば、経験していることや
自分の中を流れるような思考の感覚の
部分的な気づきしか持ち合わせていません。
この瞑想は、心と身体で生じるすべてのことに完全に意識を向け、
自分という存在に近づけます。
■覚醒、インサイト瞑想 Awareness or Insight Meditation
覚醒の瞑想では、瞑想中に予定、努力、判断などのような
経験や思考すべてを手放し、
そのままにしておくことがゴールと言えます。
心を鎮めるというよりも、
心をあらゆるものから解放するという感じです。
心がざわついていようがいまいが、
内面と外界が騒がしかったり、混沌としていたりしていようとも、
この瞑想ではそれらを変えようとするのではなく、
ただありのままで受け入れる瞑想法を行います。
あなたの覚醒状態は、リラックスし、自然で、
瞑想中に生じるどんな想念にも心が動かされない状態になります。
このタイプの瞑想は、落ち着き、平安、
リラックスなど他の瞑想の効果の多くを同様に持ち合わせています。
しかしこのような効果は、この瞑想法の主たる目的ではないのです。
そのさらに深い目的は、思考への反射的な反応を手放し、
心から生じるあらゆるものを受け入れ、基礎的な平安を育成し、
最終的に知覚を超えた覚醒に至ることです。
■一点集中法 One-Point Concentration
多くの場合、センタリングと呼ばれています。
これは、一つのものにフォーカスし、
注意を集中するためのメソッドです。
この方法は、内面と外界の両方への意識散漫を減らし、
深く心を落ち着かせる効果があります。
非常に多くの集中瞑想法があります。
例えば、額の中心に向けてすべての注意を集中します。
これは、身体の中を流れている生体エネルギーと言われる
チャクラやエネルギーチャネルの概念に繋がります
宗教的伝統の中では、額の中心は「第三の眼」や「心の眼」と呼ばれ、
古代からの神秘と関連付けられています。
この場所は、松果体との関係も説かれていたりします。
■マントラ瞑想 Mantras
別の瞑想法としては、
意味があったり、なかったりする言葉やフレーズを繰り返して、
深い意識状態に向けてシフトする方法があります。
これは、一点集中法と関連があります。
どちらの方法のコンセプトも、心のおしゃべりをカットして、
最終的にすべての内部の思考が停止する
「無の心」の状態に到達することを目的としています。
この状態に達した時、
人は完璧な又は純粋な意識状態に入るとか、
宇宙との完全なつながりを感じると言われています。
これは、多くのスピリチュアルを基本とした実践の究極の目的です。
■ハートを基本にした瞑想 Heart-Based Meditation
感情的ストレスと心臓病などの主要な疾患との間の関係性について
多くの研究がなされてきました。
ある主要な研究では、高齢者に関して、
感情面のコントロールができる人は
死亡リスクが60%近く低いということを示しています。
別の長期的な研究では、
感情的ストレスが死亡率を40%高めることを発見しました。
これらは、高度な自己コントロール能力を身につけることは、
慢性疾患のない長い人生を過ごす最大のチャンスだと示している
数多くの主要な研究のほんの2つです。
ハートを通じて愛やエネルギー、光を視覚化する瞑想法は、
現在とても一般的です。
これは、多くの場合、
呼吸と連動して心臓(ハート)が作動する視覚化を行います。
いくつかの分野では、心臓が自身の「心」と考えられており、
単なる血液のポンプではなく、
脳とホルモン系の組織を複雑な方法で関連付けていると考えられています。
ハートを基本とした瞑想は、実に数多くの実践法があります。
以下は、1つの実践法です。
光を呼吸しているようにイメージしてみましょう。
吸い込んだ光は、呼吸をするたびにハートから身体中に広がります。
身体中に広がる生命エネルギーを感じてみます。
呼吸と心臓の鼓動の同期を感じます。
あなたの愛とあなたの周りの人への思いやりを感じ、
そして宇宙とのつながりを感じましょう。
■これらの瞑想法だけでなく、様々な実践法と、
マインドスパのセッションを組み合わせることで、
瞑想体験の深さや意識状態に至るまでのスピードなど、
多くの恩恵を受けとることができます。
自分に合った組み合わせを探し出してみましょう。